こんにちは、前向き経営コーチの原です。
「仕事の流儀プロフェッショナル」で
本田圭祐選手を取り上げていて、その中で
印象に残った言葉を以前紹介させていただきましたが、
今回はワールドカップを終えて、
本田選手が試合後自分と向き合い出した答えを
紹介させていただきます。
本田選手はブログで、
今回のワールドカップを振り返り、
課題は3つあると言っています。
1.経験不足
2.身体能力の向上
3.強みの最大化
一つ目の課題「経験不足」ですが、
これを解決する唯一の方法は
「チャレンジして失敗する」ことだと言っています。
これを繰り返すことで人は大きく成長するとのこと。
確かにやってみなければわからないことはたくさんあります。
そこで失敗して初めて次の改善策が見えてくるのでしょう。
二つ目の課題「身体能力の向上」ですが、
それぞれのポジションや特徴に合わせて
身体能力(特にパワー)を
高めていくことが重要だと言っています。
やはり基本的な部分を底上げしないと、
世界レベルでは太刀打ちできないのでしょう。
私達の仕事や勉強でも、基本的な能力はつけないと、
世の競争に生き残ることはできないということです。
そして3つ目の課題「強みの最大化」について、
W杯で活躍しているチームは、
個人個人が自分自身の武器を存分に発揮し、
それ以外については無難にこなしているレベル
だということです。
日本の場合すべてを全力でやることで
弱みをなくそうとしましたが、
逆に強みが発揮できなかったとのこと。
2010年のW杯では世界との差を痛感させられ、
今回は優勝を目指し取組んだ結果、
現実は甘くなく散々だったが、
優勝を目指したことに全く悔いはないそうです。
成長すればするほど、巨大な壁が現れ、
自分の無力さを痛感させられるが、
無力さを痛感するほど、
更に成長したいという気持ちがますます強くなり
次こそはと言う気持ちになると言っています。
ここが本田選手の素晴らしいところでしょう。
誰でも努力し結果が思わしくない事はあると思います。
そのときに、「ダメだった」と思ってしまうか、
「次の成長のいい機会だ」と捉えるかで、
その後の成長に大きな差が出てくるのでしょう。
なかなか難しいことですが、
失敗したときでも、
次の成長に向けて
前向きにとらえていきたいですね。