「素直」であるということには、
主に2つの効果があると思います。
その1つ目は、
「成長するスピードが速くなる」
ということです。
人は褒められた時に素直に喜べると、
次回も褒められようと頑張ります。
また、叱られた時は、
「自分が悪かった」と素直に反省し、
悪いところを直そうと努力します。
逆に素直でないと、
褒められたときは
何か裏があるのではないかと勘繰り、
叱られた時は、
「自分のせいではない」と
態度を改めなくなってしまいます。
これでは、せっかく褒めたり、
叱ってくれた人も、
次回からは相手をしてくれなくなります。
2つ目の効果は「楽になる」ということです。
自分の思ったまま、
感じたままに行動するので、
取り繕うことがなくなります。
また、表裏がなく無理をする必要がないので、
自然体でいられるのです。
しかしこの「素直になる」ということが、
なかなか難しいのです。
その理由は、人は自分を客観視することが
簡単には出来ないからです。
自分を客観的に見られないために、
自分の考えに固執し、
「素直な心」で物事を見ることが
出来なくなってしまうのです。
この状況を変えるのは、
まず自分と向き合うことが大切ではないでしょうか。
・自分は何が好きなのか、何が好きだったのか
・自分は何が得意なのか、何が得意だったのか
・自分は何が嫌いなのか、何が嫌いだったのか
・自分は何が苦手なのか、何が苦手だったのか
これらの事を自問自答し、
自分というものを客観的に見ることが出来ると、
何に固執しているのかが、
分かってくると思います。
何もかもできる人はいません。
得意なこともあれば、
苦手なこともあるのです。
それを取り繕ったり、
自分にも嘘をついていると、
どこかに無理がかかってきます。
まずは自分を理解すること。
そして、そんな自分を認めてあげたうえで、
「素直でいようと心がけること」
これが自分の行動を少しずつ
変えていくのだと思います。