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「切り替える」の前向き経営

こんにちは、前向き経営コーチの原です。

今週は「切り替える」の前向き経営の
お話をさせていただきます。

昨日のW杯コートジボワール戦は惜しくも
2-1と破れてしまいました。

前半リードしていたにもかかわらず、
立て続けに後半2点を取られ、

その後もいい場面はあまりなく、
終わってしまいました。

そして試合後、キャプテン長谷部は
インタビューで以下のように答えていました。

「非常に厳しい対戦だったと思う。
相手が良かったと言うよりも、
自分たちのサッカーを表現できなくて負けてしまった。

ただあと2試合あるので、
もう『切り替えて』やっていくしかないと思う。

こういう大舞台で自分たちの
サッカーを表現するという準備を、
自分たちはできていると思っていたけれど、

それを表現しきれなかったということは、
まだまだ自分たちは未熟だということ。

自分自身も納得するプレーが出来なかったので、
とにかく『切り替えて』やっていきたい。

ギリシャ戦に向けては中4日あるので、
とにかくチームみんなでもう一度最高の準備をして、
チーム一丸となって『切り替えて』いきたい」

お気付きのようにインタビューの中で3度も
「切り替える」という言葉が出ていきます。

試合が終わったばかりのインタビューで、
後悔することや、やりきれない思いが
多々あったかと思いますが、

それらのネガティブな思いを引きずらず、
試合直後というタイミングで、

すぐに次の試合に向けて気持ちを「前向き」に
「切り替え」ていく姿勢はすばらしいと思います。

おそらく、試合に負けた時の気持ちの持ち方を
習慣づけているのでしょう。

どこで「切り替える」かと言うと、
「負けた瞬間に切り替える」。

そしてそれが一番次に成果の出る方法であることを、
経験から知っているのでしょう。

気持ちの「切り替え方」について
本田選手は2011年膝のリハビリ中に、

日本の子供たち向けのイベントで、
サッカー少年にこう言っています。

少年:「サッカーでうまくいかなかった時には
どうしたらいいですか?」

本田:「サッカーって基本的に
今の僕もそうなんですけど、
うまくいかないことの方が多いです。

そのたびにムカつくし、落ち込むし、
でも、うまくいく喜びを知っているから

また明日に向けていい準備をしようと、
すぐに『切り替えて』次の勝利、

次の成功に向けて頑張ろうと、
そういうふうに僕はいままでやってきました」

いい言葉ですね。

本田は今年イタリアのACミランに
鳴り物入りで移籍しましたが、

14試合に出場し1得点しかできず
なかなか成果を上げることが出来ませんでした。

しかし、昨日のコートジボワール戦では、
見事な先制点を上げました。

うまくいったときの自分を思い出したり、
うまくいっている時の自分をイメージし、

そこに向けてまた頑張っていこうと
すぐに気持ちを切り替えることが、
大切なんですね。

また、2010年W杯南アフリカ大会で日本をベスト16に導いた
岡田元監督は、昨日のTV番組で選手にエールを送っていました。

「次の試合に向けて選手は自信を持つことが大事。
いままでやってきたことを冷静に振り返る。
それが遠回りのようだが、一番の近道である」

自分たちの強みを再確認し、
自信を持ってプレーしていくということでしょう。

うまくいかないことや、
思い通りにならないことなど、
たくさんありますが、

W杯の選手達のように、気持ちを「切り替え」て、
一歩一歩臨んでいきたいですね。