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「三日の手伝い」の前向き経営

こんにちは、前向き経営コーチの原です。

今週は「三日の手伝い」の前向き経営の
お話をさせていただきます。

松下幸之助著「若さに贈る」の中で、
「三日の手伝い」という話が出てきます。

「三日の手伝い」とは、

“たとえ三日だけの手伝いであっても、
その仕事にあたっては、
一生の仕事に対するような心根で立ち向かう。

そうするならば、そこからは、
必ずなにか大きなものをえることできる。“

ということです。

そして松下幸之助はこう言っています。

“わたしはそう信じるのです。
またそういう心構えでなければ、

第一に、その仕事に身が入らない。
仕事に身が入らないようでは、

決していい仕事はできない。
これはもうひじょうにはっきりとしています“

ここでは「仕事に打ち込む」ことの
大切さを説いています。

まだ私が独立して間もないころ、
公的機関のセミナーを
お引き受けする機会がありました。

そのセミナーは毎年開催されており、
セミナーの担当者が、

参考までに昨年、他の講師が実施した
セミナーのレジュメを送ってくれたのです。

そのレジュメは、セミナーのメインとなるところ以外の
手間暇のかかるところまで非常によく作られており、
すばらしいものでした。

時間にして1時間程のセミナーで、
ここでしか使えない内容にもかかわらず、
全力で取り組んでいることが分かりました。

良く知っている人だっただけに、
その仕事への熱心さにあらためて
感動しました。

私もそれを見習って、
全力で取り組んだのですが、

後に他のセミナーでその資料を使うことができたり、
実際のコンサルの現場で活用することができ、

その後の仕事にも非常に
役に立ったことを思い出します。

「これは本来の自分の仕事ではない」と
割り切ってやることは簡単ですが、

その姿勢からはやはり得ることは少ないと思います。

何かの縁あって任せられることになったのであれば、
内容や条件がどうであろうと全力で取り組んでみる。

すると必ずその結果はついてくるものなのです。

その時すぐにいい結果が出ないこともあるとは思いますが、
必ず後にその経験が活かされる時が来るものです。

「三日の手伝い」
皆さんはどのように取り組んでいますか?