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「本田圭佑選手から学ぶ」前向き経営

先日NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」の
スペシャルにて、
「 さらなる進化へ 本田圭佑・500日の記録」
と題した番組が放送されていました。

本田選手はプロサッカー選手で、日本代表でもあります。
現在はロシアのプロリーグで活躍しています。

その中で前向き経営にとって、
珠玉の言葉がたくさんありましたので
ご紹介したいと思います。

【信じる力】

本田選手は、10代のころは走るのが遅く
3年でユースを退団。
21歳でオランダに渡りましたが、
メンタルが弱くチャンスで決められませんでした。
しかしそのたびに本田選手は這い上がってきました。
それは「オレならできる」
と自分を信じる強い力があったからです。

「信じることっていうのは、
ぼくにとって希望なんですね。
信じれなくなった時に希望の光は見えなくなる。
人って誰しもうまくいかなかったときとかに、
ちょっと自分を疑うと思うんですね。
その時にいかに自分を信じることが出来るか。
信じるっていうのは本当に希望そのものですよね。」

「未来が誰にもわからない中で
どれだけ自分を信じてやれるか
未来を信じてやれるか
自分は絶対成功するんだということをね、
自分に言い聞かせながら
自分の力を信じるってことですかね。
そしたら必ず神様はねそれを見ているし
神様からのビックサプライズを
期待してがんばるだけですよ」

【うまくいかない時には】

2011年11月、試合に復帰するも、膝の痛みが消えず、
再びリハビリに戻ることになった際に、
日本の子供たち向けのイベントで、
サッカー少年が本田選手に質問した時の言葉です。

少年:「サッカーでうまくいかなかった時には
どうしたらいいですか?」

本田:「サッカーって基本的に
今の僕もそうなんですけど、
うまくいかないことの方が多いです。
そのたびにムカつくし、落ち込むし、
でも、うまくいく喜びを知っているから
また明日に向けていい準備をしようと、
すぐに切り替えて次の勝利、
次の成功に向けて頑張ろうと、
そういうふうに僕はいままでやってきました」

【反対から見る】

2012年6月、自ら日本で開催を申し出た講演会にて
本田選手はこう語っています。

「去年の9月ですね、ケガしたんですけど、
まだ完璧に治ったとはいえるような状況では
ないんですけど。
直ってなくても自分はケガする前の自分より
成長したと思ってますし、ケガをしているとき、
トレーニングしているときというのは、
全然マイナス面を感じずに、
希望に満ちあふれながら、
ずっとトレーニングに励んでいました。

ケガして辛いことがあり、悲しみがある、
その悩み、問題をどこの角度から見るか、
すごい辛い問題に見えるかもしれない。
みなさんはつらい方から見てくれているんでしょう、
僕に対して、同情の目を持って。

でも僕は反対から見ているからチャンスになるんです。
その考える技術っていうか、習慣を身に着けて、
高めていってほしいんです。
そうすればどんな困難にもポジティブに対応でき、
負のオーラというか、マイナスの要素は
持たないようになってくるかなと。

自分の人生なんです。一回しかない人生
無駄にはしてほしくないんです。
大げさかもしれないですけど、
本当にいつ死ぬかわからない人生の中で
後悔のないように生きてほしいんです。」

【実力が先】

2012年7月 ロシアリーグの開幕を控えた最終キャンプ。
移籍して2年半、毎年優勝候補には上がるが
タイトルの経験はなく、監督は指導力不足がうわさされ、
各国から来る選手のモチベーションにも差がありました。

今のチームで結果を出さなければ、
ビッククラブに移籍はできない。
そして崩壊寸前のチーム。
26歳となった今、多くの時間は残されていない。
そんな中で本田選手が今の気持ちをこう語っています。

「そんなにうまくいかないですね。
2年半ここにいるっていうことには
それなりに理由があると思うんで。
言い訳したいことはたくさんあるんですけど。
ロシアリーグ見られてなさすぎとか。

でも、ほんまにすごい選手やったら、
そういう情報って流れて、
見てもらえるようになると思うんですね。
そのうわさが行くぐらいの選手になれてないって
いうことはやっぱり受け止めないといけない。
その位の選手でないと、ビッグクラブに移籍して
何も成し遂げられへんのちゃうかなと思うわけですよ。
レギュラー争いに勝ってタイトルを取るようなことには
ならへんのちゃうかなって」

【うまくいかない時ほど前向きに】

2012年7月21日ロシアリーグ開幕。
チームのディフェンスが崩壊し、
格下相手に大量失点で連敗を期します。
あまりのふがいなさに、試合後スタンドのサポーターに
深々とお辞儀をして詫びるシーンも。

そんなときに本田選手はこう言います。

「神様がいらん障壁ばっか立てますけど、
望むところですよね、この壁だって。
神様に感謝しないと。
この状況を与えてくれてありがとうって」
「思ったように事が運ばない、それもまた人生。
いかなる時も前向きに。
うまくいかない時ほど前向きにですよね。
大事なのは自分が成長することやから」

【情熱は足りているか】

試練に直面した時に本田選手には
自らに問いかける言葉があります。

「願ったことに対してできひんかったら、
言い訳はせずに自分の願いが弱かったと、
自分の情熱が弱かったと、
それを僕は理由にするべきだと思いますよね。
人のせいにするわけでもなく、
状況のせいにするわけでもなく、
もっとやれたんじゃないかと」

【夢をあきらめない】

2013年3月左足首の故障から戦線離脱し、
バルセロナでリハビリ中。
ワールドカップ最終予選にも出場できませんでした。
そんな中での、本田選手へのインタビューでの言葉です。

「自分自身をサッカー選手としては
凡人だと思ってるわけですよ。
当然ながら壁にぶち当たることが多かったんで、
そりゃやめるタイミングはいつでもありますよね。
今だってあるし。

でもそんな簡単にね。
自分の夢はあきらめられないでしょ?
自分はもっと理想はこうで、
格好よくありたいと思ってても、
自分の実力から不細工な感じになってしまってるのも
わかるときもあるわけですよ。

それでも、やっぱり、うまくいってないのはわかるけど、
理想とは程遠いのもわかっているけど、
まだ信じてる自分がいますね。
まだ真剣に実現できるんやないかっていう
自分はいます。」

本田選手の言葉、いかがだったでしょうか。

「本田選手は世界で活躍する
スーパーアスリートだからできるんじゃないか」
と思ってしまうかもしれませんね。

確かに本田選手ほど真剣に取り組まなくても
普通の生活をしていれば、
事足りることは多いと思います。

でも、今までそうして、
目指す「夢」や「目標」を
あきらめてしまっていたことはないでしょうか。

折角の年度の初めですので、
今年一年の「夢」や「目標」を立て、
本田選手とはいかないまでも、
自分の力を信じ、
頑張っていきましょう!